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S1.エピジェネティクスの広がり
日 程 9月7日 13:15-15:45
世話人:佐瀬英俊(沖縄科学技術大学院大学)、立花 誠(徳島大学)
概要: 近年の研究から遺伝子発現のエピジェネティック制御が様々な生物種の性決定、進化、環境応答などの生存戦略に重要なことが明らかになりつつある。本シンポジウムではモデル・非モデル生物の枠を超え、動物・植物の多様な生命現象の背後で機能するエピジェネティック制御について第一線で活躍する演者の方々から最新の知見を提供いただき、“エピジェネティクスの広がり”という視点からこの分野を俯瞰することを目指してみたい。
S2
遺伝学から眺める将来の医学・医療
日 程 9 月7日16:00-18:00
世話人:岡田隆夫(順天堂大学)、井ノ上逸朗(国立遺伝研)
概要:最近のシーケンス技術の発展は遺伝学に新たな光を差し込み、その恩恵を最初に受けたのはヒトに関する遺伝学である。ヒトを対象とした遺伝学では、病気との関連が重要となり医学と切り離して遺伝学を考えることはできない。本シンポジウムでは、次世代シーケンシング技術の最新を知ってもらうと同時に医学への応用、臨床現場での遺伝情報の利用、そして遺伝学の発展について考える機会としたい。
S4
フィールドの遺伝学
日 程 9月9日16:30-19:00
世話人:石川麻乃(国立遺伝研)、中井亮佑(国立遺伝研)
概要:生物は驚くほど多様である。では、その多様性の進化プロセスにゲノム、そして遺伝子はどのように関わってきたのだろうか?また、その遺伝基盤は自然環境下でどう生まれ、維持されてきたのだろうか?生物とゲノム、そして自然環境との相互作用が多様性進化の本質であり、そのメカニズムこそ、遺伝学そして生物学が解くべき謎の一つだろう。そう考えた時、私たちは実験室からフィールドに目を向けなければならない。そこには長い進化の歴史の中で生じた、多様な形質とゲノムを持つ生物が存在するからである。本シンポジウムでは、野生生物を対象として、個体から細胞、ゲノム、分子に至る様々なレベルで研究を展開する第一線の研究者をお招きし、遺伝学の発展について考えたい。
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酸化ストレスと遺伝情報管理システム |
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様々な生物種を用いたエピジェネティクス研究の最前線 |
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病原微生物ゲノムの複製と病原性 |
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WS1 ショウジョウバエの進化・集団遺伝学 ー Next generation ー
Evolutionary and population genetics of Drosophila - Next generation ?
日 程
9月7日 13:15-15:00
世話人
田村浩一郎(首都大学東京)、和多田正義(愛媛大学)
概 要
ショウジョウバエは伝統的に進化・集団遺伝学の材料として活用され、長期にわたって当該分野の発展の原動力となってきた。ポストゲノム時代におけるショウジョウバエの新たな研究は、新しいアイデア、新しい材料、新しい方法を用いて、ますます発展することが期待される。本ワークショップでは、いろいろな方面で興味深い研究をしている若い研究者に講演をお願いし、次世代につながる進化・集団遺伝学的な研究を紹介する。
WS2 遺伝学と共に活躍する様々な分子生物学的解析手法の紹介
Introduction of various molecular biology techniques employing with the gnetics
日 程
9月7日 13:15-15:00
世話人
増本博司(長崎大学医学部)
概 要
生物の持つ機能やその本質を明らかにする上で、遺伝学に加え様々な解析技術を用いて多角的に解析することが必要となる。本ワークショップでは遺伝学と共に今後重要となる幾つかの分子生物学的技法(質量分析、次世代シーケンスおよび顕微鏡観察技術)にスポットをあて、それぞれの分野の研究者に最新の技術とその成果を紹介していただく予定である。本ワークショップで紹介する解析技術が皆さんの研究の発展の一助となることを期待したい。
WS3 酸化ストレスと遺伝情報管理システム
Maintenance of genetic information under oxidative stress
日 程
9月7日 15:15-17:00
世話人
早川 浩(福岡歯科大学)、大野みずき(九州大学)
概 要
酸化ストレスは全ての生物に共通したゲノムストレスである。遺伝情報が正確に伝達されるためには、DNA/RNA、クロマチン構造、ヌクレオチド、ミトコンドリアなどに関する様々な機構が正常に、さらに協調的に機能する事が重要であり、分野横断的な理解が必要である。本WSでは「酸化ストレスが遺伝情報維持機構に及ぼす影響」を共通キーワードとして、それぞれの細胞内機構に焦点を当て、各分野の概要と最近の話題をレビューし、遺伝学的考察の基盤となる情報を提供したい。
WS4 上流ORFの機能意義を考える
Functional Significance of Upstream ORFs
日 程
9月7日 15:15-17:00
世話人
尾之内均(北海道大学)、相澤康則(東京工業大学)
概 要
様々な生物種において、これまで注目されていなかった非常に多くの上流ORF(uORF)が翻訳されることが、リボゾームプロファイリングや質量分析によって近年次々と報告されている。今、uORFによる遺伝子発現調節やシグナル伝達に関するパラダイムシフトが必要な時代になったといえる。本ワークショップでは、uORFやその類似構造に精通されている国内研究者に集って頂き、uORF研究の最前線をご紹介いただくとともに、本領域が向かうであろう未来の方向性を議論してみたい。
WS5 様々な生物種を用いたエピジェネティクス研究の最前線 The leading edge of Epigenetics using various species
日 程
9月7日 17:15-19:00
世話人
沖 昌也(福井大学)、鎌倉昌樹(富山県立大学)
概 要
DNA 配列に依存しないエピジェネティックな発現制御機構は技術の進歩とともにここ数年で急速に分子レベルでのメカニズムが解き明かされてきた。それに伴い新たな謎が見出され、複雑さ及び多様性が浮き彫りになってきた。本ワークショップでは、生物種を問わず、独自のシステムを用いユニークな視点からエピジェネティックな発現制御機構の解明を目指している研究者に講演して頂き、様々な角度から議論することにより、エピジェネティクスの本質に迫る。
WS6 細胞運命決定を左右する遺伝子発現制御機構 ―細胞骨格から遺伝子発現への道―
日 程
9月7日 17:15-19:00
世話人
菊池 裕(広島大学)
概 要
細胞骨格は、細胞形態の維持・変化に機能する細胞要素であり、遺伝子発現制御との関連はあまり考えられていなかった。しかし近年では、細胞骨格はシグナル伝達物質の細胞内局在制御、細胞小器官の位置制御、細胞外からの物理的力の伝達などにも機能を有し、細胞分化や運命決定をコントロールする事が報告されてきた。本ワークショップでは、細胞骨格を介したシグナルや物理的力の伝達、細胞小器官位置制御による遺伝子発現コントロールに焦点を当て、最近の研究成果を基に議論する予定である。
WS7 ゲノム機能を解き明かすマウス遺伝学研究の最前線
日 程
9月9日 13:15-15:00
世話人
天野孝徳(国立遺伝研)、安島理恵子(国立遺伝研)
概 要
マウスは、遺伝学的に制御された優れた実験動物であり、試験管や培養皿の上では見られない、高次の生命現象を理解するために広く利用されてきた。昨今のゲノム情報基盤の拡充とゲノム編集技術の発展に伴い、我々研究者が実際にゲノムを見て、触れることが可能になってきた。これからのマウスモデルを用いたゲノム機能解析は、個々の遺伝子から染色体レベルの動態まで幅広い可能性を有している。本ワークショップでは、マウスを用いた独自の研究を進める研究者の方にご講演いただき、生命科学研究においてマウス遺伝学が果たす役割について議論したい。
WS8 病原微生物ゲノムの複製と病原性 Mechanisms of pathogenicity of microorganisms
日 程
9月9日 13:15-15:00
世話人
神崎秀嗣(秀明大学)
概 要
人は様々な微生物に囲まれて生きている。中には病原微生物もいる。また人は体内に細菌叢があり、生体防御だけではなく様々な代謝にも関わっている。口には虫歯菌や歯周病菌も存在し、近年、人の慢性疾患に関与することが知られ始めた。本ワークショップでは、微生物とそのゲノムが人の中で如何に増殖、複製するのか。また微生物がどのように人の健康状態に影響を及ぼし、場合によっては、生体防御機構から逃れ、疾患を引き起こすのかを幅広く議論する。
WS9 バクテリアの全ゲノム解析から見えてきた新たな遺伝子と蛋白質の分子動態 Novel molecular dynamics of the genes and proteins revealed by whole genome analysis of bacteria
日 程
9月9日 15:15-17:00
世話人
大島 拓(奈良先端大バイオ)、片山 勉(九州大学)
概 要
バクテリアのゲノム解析から端を発したゲノミクスは広い範囲で長足の進歩を遂げつつある。新たなゲノム動態の研究発展と解析技術の進歩が動的なポジティブフィードバックとなって展開している。このような背景のもと、本ワークショップでは、多様な手法をもちいた全ゲノム解析によって初めて明かされた、新たなバクテリアゲノム動態の分子機構について焦点を当て、将来の更なる発展を目指して研究発表と討論を進めたい。
WS10 遺伝学と合成生物学と学部生によるiGEM活動 Genetics, Synthetic Biology and iGEM(International Genetically Engineered Machine)Activities by Undergraduate Students
日 程
9月9日 17:15-19:00
世話人
平田たつみ(国立遺伝研)、池村淑道(長浜バイオ大)、山崎健一(北海道大)、 木賀大介(東京工大)
概 要
遺伝学は歴史ある研究分野であり、数々の新分野を生んできた。分子遺伝学を基礎にする合成生物学もその一つであり、学生を含む若手研究者の関心が高い。本ワークショップでは、iGEMと呼ばれる合成生物学の国際大会に参加する学部学生の研究活動を紹介する。全国の大学から選りすぐられた学部学生たちの研究発表を聴き、意見交換や交流の機会を持つことで、これからの遺伝学や関連分野を担うことになる若者を遺伝学会として応援したい。
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